迷走、瞑想、競う、奇想。「生存」のタメの絵なのか、「絵」のタメの生存なのか。。。イラストレーターの「ロスジェネ時代」に奮闘(もうしない)イラストレーター!

2017/07 |  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 | 2017/09

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……………(何か書け..)

      雨が降ってるな。。。。。。(溜息)

。。。。。。。。。。。。。春雨日和か。。。。。。。(何かあったのか。。。。。。onz)


じゃあ、大使の本編どうぞー  oznonzznonz。。。。。。。。(湿気っぽお)




第一章 (4) 『宇宙デブリ』後編

【ラーグ】
「…っ」

シャトルのコックピットでラーグは顔を顰めたまま計器を睨んだ。

【マリーン】
「ラーグ…!」

激しい揺れが収まった直後にマリーンは席を立って、
カーテン向こうのラーグの様子を覗き込んだ。

【マリーン】
「大丈夫?」

【ラーグ】
「ああ、大丈夫…かな一応は……」

【マリーン】
「何があったの?」

怪訝そうに計器の横に立って、顔を覗き込んできた彼に
苦笑を浮かべながら、ラーグは掻い摘んで状況を説明した。

【ラーグ】
「小惑星の残骸の脇を通った時に、何かが猛
スピードで飛び出してきたんだ、もう少しで
ニアミスする所だった」

大きく肩を落として計器の上に突っ伏す勢いで、
体を傾けたラーグの全面モニターにシャトル前方の画像が
映し出された。

【マリーン】
「何か衝撃が来たけど、当たったの?」

【ラーグ】
「いーや、飛び出してきたのには掠ってもないよ…
けど……端のカス…デブリに………」

【マリーン】
「当たったのね……」

心底、気の毒と言う声音で彼の肩に手を
置こうとしたマリーンは、次の瞬間に画面のパネルを
切り替えた。

【ラーグ】
「あっ、こら勝手に…今、手動に切り替えて
外部損傷を検査中なんだぞ」

【マリーン】
「今何か、外に浮かんでいる発光体が見えたのよ」

【ピトフーイ】
「交代しようか?もう、手遅れだけど」

【ラーグ】
「あー、良いから二人とも下がっていてくれ」

狭いコックピット内に3人が入って交互に様子を
確かめた後、ラーグは髪を掻き毟りそうな
状態で音を上げた。

【マリーン】
「じゃあ、私は席に戻るけど、無理はしたらダメだよ」

【ラーグ】
「判ってるってば煩いな」

【ピトフーイ】
「苛々してたら、またぶつかるよー、社長も席に
戻れば」

【アガタ】
「あの、大丈夫ですか?」

元の席に戻って来たマリーンにアガタは
不安そうに尋ねた。

【マリーン】
「少し、デブリに掠ったけど、全員無事みたいね、
日頃の行いの賜物かもね」

【アガタ】
「シャトルの調子は大丈夫ですか?」

【マリーン】
「難は逃れたから、これから天国へ行けるわよ」

片目を閉じて、マリーンはにっこり微笑んだ。

【アガタ】
「そうですか……」

【ラーグ】
『いや、もう判ったから!』

呑気なマリーンの応答に、少し表情を緩和させながら、
アガタは、そっとカーテンの向こうの会話に聞き耳を
立てた。

【ラーグ】
『えーと、社員の皆さんに重大な報告が
あります』

【アガタ】
「……?」

ラーグはマイクを使ってシャトル内に放送を流した。

【ラーグ】
『只今より、シャトル規定に乗っ取って、救助カプセルの回収を
行います』

【マリーン】
「やっぱり、さっきの点滅はそれだったんだ」

【アガタ】
「救助カプセル…誰か遭難したんでしょうか?」

顔を見合わせている2人の上部から、社長の
溜息交じりの放送が流れた。

【ラーグ】
『とりあえず、その後はその辺の衛星に緊急で向かうから、
本日の予定は変更…以上です』

マイクのスイッチを切ると、ラーグは手動で
シャトルを流した。

【アガタ】
「………」

各々が息を呑んで事の成り行きを見守った。

【ラーグ】
「警察に任せても良かったけど、この辺りだと
うちのシャトルも疑われるからこの方が早いし…」

【マリーン】
「大丈夫よ、救助の事が知れたら、逆に
評判も上がるから」

【ピトフーイ】
「やっぱ日頃の行いかねー」

【ラーグ】
「良し、フックに掛かったゆっくり引き寄せる……」

【アガタ】
「良かった……中の人は……」

30分程の格闘の後、ようやくカプセルを回収して、
一同はほっと息を吐いた。

【ピトフーイ】
「生体反応は人のモノらしいけど、開けたら
グーグー寝てたなんてオチだったら、
ちょっと切れていっ?」

【ラーグ】
「穏便に頼むよ、もうこっちは怪我状態なんだから」

コックピットにピトフーイを残して、ラーグはマリーンと
後部の荷物置き場に入れたカプセルを確認に
向かった。

【アガタ】
「………(何か手伝うことは…)」

一人ぽつんと乗員席に座っているアガタは、
後部の様子が気になって背後を顧みた。

【アガタ】
「あっ、ラーグ社長」

思ったより早くに2人が戻って来たのを見届けて、
アガタはシートベルトを外して素早く立ち上がった。

【ラーグ】
「このまま出るから座ったままでいいよ」

【アガタ】
「はい、それであの…救助された方は……」

【?????】
「お騒がせしてごめんなさい、まさかこんな処で
トラブルが発生するなんて、今日は
ついてなかった」

【アガタ】
「あっ……」

2人の間に挟まれるように室内に入ってきた
人物を一目見るなり、アガタは思わず
小さく声を上げた。

【マリーン】
「どこも怪我が無くて良かったじゃない、
もう少しでカプセルごとデブリと一緒に
流れて行く所だったんだから」

【?????】
「ありがとう、ほんとに感謝してます」

カプセルからの救助人の背中まで流れる金の
ポニーテールが微かに揺らいだ。

【アガタ】
「笛の……」


【ラーグ】
「ああ、えっと紹介するよ宇宙NGOの平和活動の
ヴェリタスのメンバーであるフローラさんだ」

【フローラ】
「こんにちは、お陰で命拾いさせてもらったから、
お返ししないとね」

いつまでも同じ所でじっと彼女を見つめるアガタに、
ラーグはフローラの素性を紹介した。

【アガタ】
「アガタです…あの……」

【ラーグ】
「とりあえず、全員座ろう」

決して広くはないシャトルの室内で
4人が立っているのを見て、ラーグは
提案した。

【アガタ】
「はい、あのフローラさん」

【フローラ】
「迷惑だけど、次の衛星まで宜しく」

アガタの隣の席に腰を下ろしたフローラに
彼女はドギマギしながら尋ねた。

【アガタ】
「はい、あの…笛はお好きですか?」


                   (風の大使ⅡS・S編 続く)


・拍手御礼
拍手ありがとうございましたー

・ …雨降って地固まる。。。。。。(だから何が;)



nl01.jpg


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