迷走、瞑想、競う、奇想。「生存」のタメの絵なのか、「絵」のタメの生存なのか。。。イラストレーターの「ロスジェネ時代」に奮闘(もうしない)イラストレーター!

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昨日に引き続き、今度は拍手画像を更新しました
昨日の更新は11時頃だから、ギリギリ公約時間通り
新春マラソンより汗掻いたー
しかし、ぱっと見、すぐに判らない所ばっか更新してどうするんだ
(まあ、隠し画像のページはすぐに判りますよね?今年の干支だし。。。)

と、言う訳で本日はお正月3日目の企画。。だけではナイですが
風の大使Ⅱの続きをアップ致します
モジョー様が出て来てもチャンネルはそのまま
カルトネタ過ぎて誰も判らないわ
                 (続きを見るでS・Sをどうぞー)


第一章 (2) 『それが真実』前編

【ラーグ】
「えーと、重い物は全部、ロボットが運んでくれるけど、
うちの仕事が主に星系間の荷物運びだって
言うのは判っているよね」

アガタは倉庫内の片隅に設置された狭い
事務室の中で、ラーグと2人でテーブルを
挟んでソファーの向かいに座りながら、
頷いた。

【アガタ】
「はい、募集要項には一通り目を通しました」

【ラーグ】
「最近はそんなに遠方まで行くことも無いけど、
場合に寄っては数週間は貨物船の中で
寝泊りする事もあるけど、それは大丈夫?」

【アガタ】
「はい、今は一人暮らしなので特に問題は
ありません」

【ラーグ】
「そっか……じゃあ、仕事には明日からでも
出てこられそう?」

ペンの先で自分の額を軽く数回程、小突きながら、ラーグは
手元の履歴ファイルから顔を上げてアガタの顔を見た。

【アガタ】
「あっ、はい大丈夫です」

【ラーグ】
「じゃあ、明日の朝9時迄に此処の事務所に、
来てくれるかな?その時に細かい仕事の段取りとか
色々、説明するから」

【アガタ】
「はい、今日はお手間を取らしてありがとう
ございました」

【ラーグ】
「こちらこそ助かるよ、何か他に質問が
あったら、今遠慮なく聞いてくれていいから」

【アガタ】
「はい、え……」

ソファーを立ち上がりかけて、アガタは思い直して、
ラーグの顔をそっと見た。

【ラーグ】
「ん…?」

【アガタ】
「あの…募集には木星から土星間の貨物運行範囲も
有るとありましたが、近い予定にそれは
ありますか?」

【ラーグ】
「ああ…さっきも言ったけど、最近土星の情勢も
あんまり芳しく無いからね。大きな荷物は半年か
一年ごとにまとめて来るから、いきなり遠征
なんて事にはうちではならないよ」

【アガタ】
「そうですか……」

【ラーグ】
「うん、他に何か質問はある?」

にっこり笑ってテーブルに向き合い直しながら、
ラーグは促した。

【アガタ】
「いえ、では明日から宜しくお願い致します」

【ラーグ】
「こちらこそ、じゃあ9時からだから宜しく頼むね」

立ち上がったアガタに彼が右手を差し出した横から、
事務所の扉が開いてマリーンが顔を覗かせた。

【マリーン】
「あら、もう帰るのね、折角お茶と菓子を
持ってきたのだけど」

【アガタ】
「あの、失礼します」

【ラーグ】
「遅いよ…あっ、丁度良いから今の内に紹介して
置くよ、こちらはアガタさん。明日から此処の
荷物運びに入って貰う事になったんだ」

【マリーン】
「良かったわね、私はマリーン宜しくね」

【アガタ】
「あ、はいアガタです、明日から宜しくお願い致します」

そのまま帰るつもりで、ラーグに紹介されたアガタは
急いで長身の男性に向き直すと、頭を下げて挨拶を
返した。

【マリーン】
「もう帰るの?良い紅茶の茶葉が入ったから、
おやつにしていかない?」

【アガタ】
「えっ、いえあの……」

【ラーグ】
「もう面接は終わっているからいいだろ、
それよりPK社宛ての小荷物は終わったのか?」

【マリーン】
「ばっちりよ、残りの手配はPIECEに転送させているから、
みんなでお茶にしましょ、ね?」

【アガタ】
「えっ?」

マリーンに目配せをされて困った表情のまま
事務所内から出そびれたアガタの横に
立って、ラーグは首を軽く振った。

【ラーグ】
「勝手に拘束するなよ、アガタさん今日は
もう帰って良いからね」

【アガタ】
「はい、では失礼致します」

アガタはラーグたちに一礼すると、狭い
事務所を後にした。

【マリーン】
「また明日ねー」

【ラーグ】
「たくっ」

呑気に手を振るマリーンを横目に見ながら、彼は
机の上の簡素な白いティー・カップを手にとって、
中の紅茶を一口飲んだ。

【マリーン】
「良い味が出てるでしょ?第二衛星都市郡に立ち寄った時に
丁度セール中だったのよ、あのシャングリラが破格の
値段で手に入ったのよ」

【ラーグ】
「それはいいけど折角決めたばかりのメンバーが
ひくよな態度を取るなよな、明日来なかったら
どうする気だよ」

【マリーン】
「礼儀の正しそうな個だったわね、結構
良い処のお嬢様なのかしらね」

【ラーグ】
「いや、そうでもない……結構大変
だったらしいな。でなきゃ今時16,7の
若さでうちになんか……」

手元のファイルを鍵の付いた引き出しに仕舞いながら、
ラーグは再びソファーに座って目の前のクッキーに
手を伸ばした。

【マリーン】
「じゃあ尚更お茶を飲むべきだったわね、
なんたってシャングリラよ!幻のお茶なんだから」

【ラーグ】
「む……何か事務所の外でピーピー言ってるけど…」

クッキーを銜えたままラーグは事務所の窓を顎で指差した。

【マリーン】
「PIECEが仕事終わりで手持ちを持て余してる
みたいね、じゃあ中はお願いね社長、今度は此処の
番をばっちりしてるから」

【ラーグ】
「一人何役だか判らないよ……ロボットにまで、
こき使われる社長なんてさ」

顔を顰めながら立ち上がったラーグの前でソファーの
番をしながら、マリーンは嬉しそうに目配せした。

【マリーン】
「明日からはどうなるか判らないよ」

【ラーグ】
「そうだな…」

薄く笑みを浮かべて、ラーグは紅茶の匂いの
漂う事務所を後にした。

 

【アガタ】
「ただ今、ウィンディー」

小さな集合住宅が立ち並ぶ通りを抜けて、その中に建つ5階建ての
マンションの中に入っていくと、アガタは2階の扉を開けて
既に日の落ちた薄暗い部屋の電気を点けた。

【アガタ】
「ウィンディー?暗いからもう寝てる?」

6畳一間の寝室の扉を開けて中をそっと覗き込んだアガタの
顔面に向かって、黒い塊が即座に飛びついて来た。

【アガタ】
「うぁっ」

【ウィンディー】
「チリチりィー!」

【アガタ】
「ウィンディー!顔に飛びついたら危ない…って
言ってもお前はやめないよね……」

【ウィンディー】
「チリチりー!」

人の顔ほどの大きさのある、木星ネズミのウィンディーは
アガタに顔から引き剥がされた後も、手の上で
嬉しそうに、鈴の音のような澄んだ鳴き声を上げた。

【アガタ】
「明日からお仕事だから、しょっちゅう遊んで
あげられないけど…でも事務所に連れて行くのは
許して貰えたから、明日も一緒に行こうね」

【ウィンディー】
「チーチー」

言われている言葉を理解しているのか、そうでないのか、
判然としないままウィンディーは頬を膨らませながら
嬉しそうにクルクルと寝室の中央で宙に浮かびながら回った。

【アガタ】
「ふふ、良かったね。私も……」

アガタは上着を脱いで部屋着に着替えながら、部屋の隅の
小さなテーブルに置かれた銀の筒に視線を向けた。

【アガタ】
「もしかしたら、今年中にもう一度、土星フロンティアに
向かうことが出来るかも知れない……」

静かな寝室の片隅に立って懐かしそうに筒を手に取りながら、
アガタは半年前の土星フロンティア・シティーへの記憶に思いを馳せた。

【アガタ】
「ルアン……」

亡き兄への念に少し胸の奥を痛めながらも、アガタは
空になった筒を胸元に押し付けた。

【アガタ】
(あの人にも再会しなきゃ……それで………
………………………………
………。)



【ラーグ】
「ちょっと、どいてよ急いでいるんだからさ!」

街外れの寂れた倉庫の入り口でラーグは倉庫内に
響く声で、前方に駐車しようとした車に注意を
促しながら、フォークリフト型のマシーンを操作した。

【???】
「あれー、社長が今日はイキ生きてる」

【ラーグ】
「…朝から縁起でもないっ、ピトフーイ、
今日から倉庫に一人入るから宜しく」

倉庫脇の舗装された青い小道を歩いてきた作業服の女性に
顔を一瞬向けると、彼は気忙しそうに、マシーンを操作
して小型シャトルに荷物を運び込んだ。

【ピトフーイ】
「ふーん、あっアレかな…」

【アガタ】
「あっ、あのお早うございます、今日から仕事に
入りましたアガタです」

【ピトフーイ】
「スゴイなどこでさらって来たんだろう…」

【アガタ】
「えっ?あの……」

無遠慮にアガタをじろじろ眺めるピトフーイの背後から、
マシーンを止めてラーグが足早に駆け付けた。

【ラーグ】
「うちは善良な街の運送屋さんです!」

            (風の大使ⅡS・S編 続く)


・うぇい、変な処で時間切れを起しちまいましたがonz
何とかギリギリ、ピトフーイまで出せました
これくらいの分量でもブログでは丁度良い感じに見えなくも無い
ですが、、、一章も結構量がありますので、またタイミングを見て
書き入れ出来たらいいなー
チリも積もれば。。。(ってこんなペースじゃ大変だなー;;)
文体はゲーム仕様に近い感じに変えました。
この方が移し変えも楽になると言うのもありますが、
誰が喋っているのか判り易いのでいいかなーと
そんなトコロです。。。


・新春拍手ありがとうございましたー

拍手画像も忘れた頃にやっと更新出来ました
新作画像は3枚ですが、旧画像は一枚は倉庫行きですねー;
また、お暇な時にでもぽちっと押して見てやってクダサイ
(催促スルナ;)
画像の方もタイミング見て、せめて後2枚は増やしたいですねっ

てな訳で大使のsSはまだまだ続きますー



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